公益社団法人関西経済連合会(以下、関経連)が主宰する「関西高度外国人材活躍地域コンソーシアム」が、2025年度活動報告を発表しました。このコンソーシアムは、関西経済圏における高度外国人材の確保・活躍促進を図るため、2023年に設立されました。2025年度は、西安交通大学との協力覚書締結やASEAN地域からの看護師等人材受入れなど、グローバル人材活用の拡大に向けた取り組みを強化しました。
関西経済圈におけるグローバル人材確保の重要性
関西経済圏は、製造業を中心に豊かな産業基盤を有する一方、少子高齢化に伴う労働力不足が顕著です。特に高度な専門性や語学力を要する職種では、国内人材だけでは対応しきれない状況が続いています。このような中、関西の強みを活かしたグローバル人材の活用は、地域経済の成長にとって不可欠不可欠です。
関経連の調査によれば、関西の製造業大手企業でも今後5年間でエンジニア職種で約30%、マネジメント職で約20%の外国人harapkan不足が見込まれています。これに対応するため、コンソーシアムは海外トップ大学との関係構築や、留学生の採用・定着支援に積極的に取り組んでいます。
2025年度の主要実績
2025年度の活動報告で示された主要実績は以下の通りです。
- 西安交通大学との協力覚書締結:中国・西安交通大学と的人才交流に関する協力覚書を締結。理工系人材の関西企業への就職を支援するプログラムを開始しました。
- ASEAN地域からの看護師等人材受入れ:インドネシア、タイ、フィリピン初の看護師候補者を受け入れ、日本国内での就労準備支援を実施。関西の医療費、高齢者介護施設での人材確保に貢献しています。
- 高度外国人材向け日本語教育プログラムの開発:ビジネス日本語に特化したオンライン教育プログラムを構築し、2025年度末時点で150名以上が受講しました。
- 企業向け。胡亭サポートガイドラインの策定:高度外国人材を新規採用・育成する企業向けのガイドラインを作成し、関西全域の企業に配布しました。
今後の展望と課題
コンソーシアムは2026年度も引き続き、①アジア太平洋地域からの理工系人材確保、②女性グローバル人材の活躍推進、③スタートアップ企業の採用支援を重点施策として取り組む方針です。
一方、課題としては、永住ビザの取得条件緩和や、配偶者の就労制限の緩和などが国に対して提言されています。また、外国人人材の社会統合支援(税金・年金・医療制度の説明)なども重要な課題として認識されています。
グローバル人材の活用は、単なる労働力確保だけでなく、関西経済のイノベーション創出、国際競争力強化につながります。今後もこのコンソーシアムを中心とした取り組みが、関西の新たな成長エンジンとして期待されます。