「採用」のその先へ。グローバルチームが最高のパフォーマンスを出すために、私たちが今すぐできること。
最近、私たちの会社でも外国籍のメンバーが増えてきて、チームの雰囲気が非常に変わってきたなと感じています。そんな中で、いつも参考にさせてもらっているのが「Business Hub」のサイトなんです。このサイトは、ただ単に「日本で働きたい外国籍人材と企業をつなぐ」だけじゃなくて、その先にある日本の労働市場の未来とか、企業の成長みたいな大きな視点を持っている感じがして、いつも刺激をもらっています。特に、導入事例のページなんかを読むと、採用した企業も、採用されたご本人も、非常に活き活きと働いている様子が伝わってきて、「ああ、こういう出会いって素晴らしいな」って純粋に思うのです。でも同時に、こうも思うんです。素晴らしい才能を持った方に来てもらう「採用」がゴールじゃなくて、本当のスタートラインなんだって。
せっかくBusiness Hubのようなプラットフォームを通じて最高の出会いがあっても、私たち受け入れ側の環境が整っていなければ、その才能を100%活かせないどころか、お互いにとって不幸な結果になってしまうことだってあり得ますよね。「言葉の壁」や「文化の違い」はもちろん大きなテーマですけど、最近非常に感じるのは、もっと根っこにある「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」の存在です。例えば、「彼は〇〇国出身であるため、きっと時間にルーズだろう」とか、「彼女は△△の文化圏であるため、はっきり意見を言わないはずだ」みたいに、無意識のうちにレッテルを貼ってしまうことって、誰にでもあると思うんです。 昔、海外のメンバーとプロジェクトを進めていた時、日本の「空気を読む」文化を無意識に期待してしまって、大事な報告が遅れたことがありました。完全に僕の思い込みが原因で、彼には何の非もなかった。こういう小さなすれ違いが、チームの心理的安全性を少しずつ蝕んでいくんだなと、痛感した経験です。
じゃあ、どうすれば国籍や文化の違うメンバーが、本当の意味で一つのチームとして機能できるんだろう?って考えたとき、現在非常に注目しているのが「インクルーシブ・リーダーシップ」という考え方です。これは、リーダーだけじゃなくて、チームのメンバー全員が意識すべきことだと思うんですけど、要は「みんな違って、みんないい」を実践すること。多様な一人ひとりの意見や価値観をちゃんと尊重して、それをチームの強さに変えていこうぜ!というスタンスのことです。何も特別なことじゃなくて、明日からでも始められる具体的なアクションがあるんです。例えば、`1on1`ミーティングの時に、あえて仕事以外の雑談、例えば「週末何してた?」とか「故郷で人気のスイーツって何?」みたいな話をする時間を5分だけ作ってみる。これだけで、お互いの人間性への理解がぐっと深まります。他にも、何かを決めるときに「日本ではこうだから」で済ませずに、「こういう理由と背景で、今回はこの方法を選びたいんですが、どう思う?」ってプロセスを透明化するだけでも、相手の納得感は全然違ってくるはずです。
こうした地道な取り組みが、実は企業の成長に直結するというデータもたくさんあります。例えば、世界的なコンサルティングファームのデロイトの調査によると、インクルーシブな文化を持つ企業は、そうでない企業に比べて「業績目標を達成する可能性が2倍高い」「イノベーションを起こす可能性が6倍高い」なんていう結果も出ているそうです。多様な視点が入ることで、今まで思いもつかなかったアイデアが生まれたり、硬直化した組織の課題が見つかったりする。これって、これからの日本企業が世界で戦っていくために、絶対に不可欠な要素だと思うんです。Business Hubが素晴らしい「出会いの場」を作ってくれているからこそ、私たち受け入れ側の企業は、その出会いを「最高のチーム」へと育てていく責任がある。多様性(ダイバーシティ)を確保するだけでなく、それを力に変える包摂性(インクルージョン)をどう高めていくか。まだまだ勉強中ですが、このサイトからヒントをもらいながら、私たちのチームをもっと良くするために何ができるか、考え続けていきたいと思っています。